高い人気を誇るハイランドモルト|グレンタレット

グレンタレット|GLENTURRET

ネズミや鳥などの害獣からウイスキーの原料である大麦を守るために蒸溜所で飼われる猫“ウイスキー・キャット”として、1963年から1984年の間で28,899匹ものネズミをとらえた英雄としてギネスにも載ったほど有名な「タウザー」が居た、スコットランドにあるグレンタレット蒸溜所のシングルモルト。ドライで香ばしい麦芽風味と、甘い花の香りが特徴のハイランドモルトで、1974年の国際ワイン・スピリッツ品評会でも賞を受けています。

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グレンタレット蒸溜所は、1717年にはウイスキーを作ったという記録があるといわれている、スコットランド最古の蒸溜所のひとつ。蒸溜所近くにはタレット川が流れており、谷間に流れるタレット川という由来からグレンタレットという名前がついたといわれています。蒸留器は2器しかなく、規模の小ささでも知られています。
創業は1775年。1921年から1959年まで閉鎖されていましたが、ウイスキー愛好家のジェームズ・フェアリーによって再開。シングルモルトの生産量は少ないものの、スコットランドNo.1のブレンデッドである『フェイマス・グラウス』の“ホーム蒸溜所”でもあり、高い人気を誇っています。パース州のクリーフ郊外ストラスアーン地区に位置しており、蒸溜所を訪れる観光客は年間12万人。2014年の再オープンの際にはウィリアム王子夫妻がテープカットをし、樽から直接『グレンタレット』を購入したという報道もされています。
ラインナップには『グレンタレット10年』、『グレンタレット15年』、『グレンタレット33年』などのシングルモルトがあります。